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渡瀬恒彦 胆のうに腫瘍、闘病しながらドラマ撮影継続 05.26 20:00NEWSポストセブン

   

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渡瀬恒彦 胆のうに腫瘍、闘病しながらドラマ撮影継続

渡瀬恒彦 胆のうに腫瘍、闘病しながらドラマ撮影継続

05.26 20:00NEWSポストセブン



 俳優・渡瀬恒彦(71才)が現在闘病中であることが明らかになった。昨秋に詳細な健康診断を受けたところ、胆のうに腫瘍が見つかったという──。

4月スタートのドラマ『警視庁捜査一課9係』(テレビ朝日系)が好調だ。2006年4月にスタートしたロングランの刑事ドラマで、今回がシリーズ第11弾。渡瀬恒彦がいぶし銀のキレ者刑事を熱演し、V6の井ノ原快彦(40才)、羽田美智子(47才)、吹越満(51才)らが脇を固め、難事件の解決をめざす。

各局のドラマが大苦戦するなか、常に視聴率10%台をキープする安定した人気で、今やテレ朝の「看板ドラマ」。だが、主演の渡瀬ががんと闘っていることは知られていない。

「渡瀬さんは『9係』のシリーズ第10弾が終わった昨年の夏から秋にかけ、5か月ほど休みを取ったんです。ドラマや映画の仕事を休みなく続けてきた渡瀬さんにとっては久しぶりの長期休暇でした。せっかくだから体の隅々までチェックしようと、昨秋、かかりつけの総合病院で詳細な健康診断を受けました。その際、胆のうに腫瘍があることがわかったんです」(渡瀬を知る関係者)

「胆のう」は肝臓と十二指腸の間にある袋のこと。肝臓で作られる消化液(胆汁)を一時的に蓄える臓器であり、胆汁を十二指腸に運ぶ管である 「胆管」と合わせて、「胆道」と称される。一般に「胆のうがん」と「胆管がん」を合わせて「胆道がん」と呼ぶ。日本では年間およそ1万7000人が胆道がんで亡くなっている。医療法人社団進興会理事長で医師の森山紀之さんが解説する。

「胆のうがんは自覚症状がないため早期発見が難しく、検診の超音波検査で偶然的に発見されるケースがほとんどです。発見したらすぐに手術で摘出することが一般的ですが、見つかった時には他部位に転移していて、手術ができない場合も多い。そうすると、1年生存率は20%ほど、3年生存率は3%まで下がります。腫瘍が悪性か良性かを見分けるのが難しいという難点もあります。10mm以上の腫瘍ならがんの可能性が高いため切除しますが、5mm程度の腫瘍なら手術をせずに様子を見る選択肢もあります」

著名人では、作家の瀬戸内寂聴さん(94才)が2014年9月に胆のうがんの摘出手術を行った。昨年9月に亡くなった川島なお美さん(享年54)は胆管がんを患い、手術を受けたが再発し、その後は抗がん剤や放射線治療を拒否して民間療法に頼っていた。

「渡瀬さんはまだ手術をしていません。腫瘍を抱えながらそれを誰にも悟られることなく仕事を続けている」(前出・関係者)

昨年秋に胆のうがんが発覚した渡瀬は長期休暇ののち、昨年12月に撮影が始まったドラマ『おみやさん』のスペシャル版(今年2月放送)で仕事を再開した。この時、渡瀬の「異変」に気づいた人もいた。

「撮影中に渡瀬さんの滑舌が悪くなってせりふが聞き取りにくい場面が何度かあったんです。少し走るシーンでもすぐに息が上がり、どこかつらそうでしたが、渡瀬さんから“休憩したい”といった要望もなかったので、撮影はそのまま続きました。視聴者も異変に気づいたようで、ネットには“渡瀬さん、体調が悪いのでは”と心配する書き込みがありました」(ドラマ関係者)

現在、『9係』の撮影が続いているが、渡瀬は病気のことを共演者に一切伝えていない。がんを知っているのは、ごく限られたスタッフのみ。闘病を隠して撮影に臨むのは、渡瀬にとって『9係』が、「同じ共演者で続けたい」とのこだわりが強い作品だったからだ。

「『9係』のシリーズ化が決まった時から渡瀬さんは、『出演者が一人でも欠けたらやめる。代わりになる人はいない』と公言していました。11年目を迎えたドラマだけに、“みんなで同じ方向を向いて取り組んでいる”との思い入れが渡瀬さんにはあるんです。それほどこだわりのあるドラマなので、闘病中といえども主演の自分が撮影を休むなんて考えられないのでしょう」(前出・ドラマ関係者)

自覚症状はほとんどないというが、「仕事に関しては弱音を一切吐かないのが渡瀬さん。本当に痛みがないのか、つらくないのかは、本人以外、誰にもわからないんです」(前出・ドラマ関係者)という。

渡瀬は誰に愚痴るわけでもなく、収録に臨んでいる。体力的な面だけでなく、変化が大きいのはむしろ精神面なのかもしれない。

「以前の渡瀬さんはスタジオ入りが誰よりも早く、セットづくりなどスタッフの仕事まで手伝っていました。その姿を見て、イノッチさんや吹越さんが同じようにスタッフを手伝うのがシーズン1からの“伝統”でした。ところが今回、渡瀬さんがスタッフの準備を手伝う姿はほとんど見られません。その代わり、経験の少ない若いスタッフに積極的に話しかけてアドバイスすることが多くなりました。“自分の経験を次世代に継承したい”という意識が強いようです」(ドラマスタッフ)

仕事場だけではない。酒豪で知られる渡瀬だが、がんの発覚以来、酒を一切断っている。体を冷やさないように、多めに服を着込んだり、冷たい飲み物を飲まないなどの工夫をしているのが目につくという。

健康管理を徹底し、この数か月間は短い入院や通院をして、精密検査や投薬で進行を遅らせる治療を続けている。

「胆のうがんで怖いのは他部位への転移。転移していれば手術できないが、していなければ、摘出してしまえばいい。手術・入院は3週間ほどだそうです。今は病院で転移がないかどうか、手術ができるかどうかを検査しているところだと聞いています。転移がなければ手術に踏み切るのではないでしょうか」(前出・関係者)

過去、がんと闘ってきた多くの俳優は転移しても抗がん剤による治療は選択しなかったという。それは、副作用で髪が抜けるなど、役者として演じ続けるのに支障がでるからだ。

もし転移していたら──そんな不安がよぎらないこともないはずだ。

本誌取材に対し、渡瀬本人は所属事務所を通じて、こうコメントを出した。

「4月より放送中の『警視庁捜査一課9係』をご覧いただいているかたがたはじめ、スタッフ・キャストほか関係者の皆様にもご心配をおかけし、申し訳なく存じます。

渡瀬恒彦に関しまして、昨年の秋、検査で胆のうに腫瘍が発見されました。

その後の治療経過は順調で、体調のほうも問題なく仕事に臨んでおります。

今後も治療は続きますが、皆様に楽しんでいただけるドラマを作り続けたいと思っております。

渡瀬は、個人的なことを公にすることなく俳優を続けてまいりましたが、今回ご心配いただいている皆様に対して、下記の通り本人よりコメントを出させていただきました。

『撮影現場が僕に力をくれます。ご心配おかけしましたが、「9係」、その後予定しているドラマにもご期待ください。  渡瀬恒彦』」

※女性セブン2016年6月9・16日号

Yuki(ゆき)

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